Excel VBA の実行時エラー辞典

実行時エラー '53':ファイルが見つかりません

ファイルの実在、拡張子、相対パスの基準を確認します。

よくある原因

直し方

  1. 完成したファイルパスを表示し、エクスプローラーで同じ場所を確認します。
  2. ローカルのファイルなら、存在する親フォルダを確認した上で Dir で名前を調べます。
  3. 欠けている場合は入力元へ戻り、正しいファイルを指定します。DLL の場合は提供元の導入手順を確認します。

元のブックや入力ファイルを残し、コピーで試してください。以下は一つの原因を扱う例です。Sub 全体を示していないコードは、練習用の Sub の中に記述します。

C:\VbaPractice が存在する Windows の例です。Dir は権限や接続状態によっても失敗し、存在確認後にファイルが移動される可能性もあります。

修正前

Dim fileNo As Integer
fileNo = FreeFile
Open "input.csv" For Input As #fileNo
Close #fileNo

修正後

Dim fileNo As Integer, filePath As String
filePath = "C:\VbaPractice\input.csv"
If Len(Dir(filePath)) = 0 Then
    MsgBox "入力ファイルを確認してください: " & filePath
Else
    fileNo = FreeFile
    Open filePath For Input As #fileNo
    Close #fileNo
End If

調べ方

  1. エラー画面の「デバッグ」が使える場合は押し、黄色で止まった行とメッセージ全文を記録します。Windows では Alt+F11 で VBE を開けます。
  2. 停止行の少し前を選び、F9 でブレークポイントを設定します。再実行して止めたら、F8 で一行ずつ進めます。
  3. 相対パスなら CurDir$ とファイル名を確認します。Workbooks.Open では別の番号が返る場合もあるため、停止した命令も記録します。
  4. Ctrl+G でイミディエイトウィンドウを開き、下の式を入力して Enter を押します。例の変数があるプロシージャ内で停止し、変数名は自分のコードに合わせてください。
? CurDir$, filePath

Err の情報はエラーが起きた直後に確認します。修正後は、正常な入力と問題が起きた入力の両方で結果を照合してください。

関連エラー

確認した公式資料